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スクラムを制して全勝対決を制す 帝京大プロップ細木主将「大きな自信に」ラグビー関東大学対抗戦

[ 2021年11月20日 19:50 ]

ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   帝京大14―7明大 ( 2021年11月20日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<明大・帝京大>前半15分、高本幹のキックパスをキャッチした高本とむが先制トライ(撮影・篠原岳夫)
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 全勝対決は帝京大が14―7で明大を下し、開幕から唯一の6連勝で首位に立った。帝京大は最終戦となる12月4日の慶大戦(秩父宮)に勝てば、無条件で3季ぶり9度目の対抗戦優勝が決まる。

 同じく全勝対決だった今月3日の早大戦同様、スクラムで優位に立ち、試合も制した。鍵となったのは前半2分、ピッチ中央で迎えたマイボールでのファーストスクラム。FW8人の足の位置や姿勢、相手との間合いなど、互いにこだわるがために、2回組み直しとなった。レフェリーからは注意が与えられる。心理戦の様相を呈した時、プロップ細木康太郎主将(4年)はFW勢に呼びかけた。

 「レフェリーの言うことを聞いて、組んでから押そう」。3回目、ヒットの瞬間はセンターラインを超えられたが、すぐに押し返してボールイン。そこから細木がグッと前に出て、ペナルティーを獲得。相手の“土俵”で勝負しながらも押し勝ち、プロップ照内寿明(4年)は「バック5の押しは自信があった。絶対にスクラムで相手にプレッシャーを掛ける気持ちで組んでいる」。細木主将も「大きな自信につながった」と胸を張った。

 前半15分にはマイボールスクラムでペナルティーアドバンテージを得て、SO高本幹也(3年)が左サイドのWTB高本とむ(2年)にキックパスを飛ばして先制トライ。同28分にはキックカウンターをサポートした照内が、「高校時代は50メートルが6秒4」という俊足を飛ばし、ラストパスから30メートルを走りきってチーム2トライ目を挙げた。

 後半は開始直後に1トライ1ゴールを帰されて7点差。その後も攻め込まれる時間帯が続き、同16分には足を痛めた細木が退くアクシデントもあった。それでも精度と集中力の高いディフェンスで追加点を許さず、メンバーが代わった後もスクラムでは押し勝ちピンチをしのいだ。残りの25分間はベンチから仲間を見守った細木も「厳しい戦況でも規律を守る意識があったので安心した。不安要素はなかった」とリードを守った仲間たちを称えた。

 17年度までは大学選手権を9連覇した帝京大。今季は栄光の味を知る選手が不在となって初めて迎えるシーズンだったが、復活の時を迎えようとしている。岩出雅之監督も「今日の試合を乗り越えたことで、選手の心の中に力強さが注入されたのでは。中身が濃い、価値ある試合だった」。まずは対抗戦を制し、大学日本一を争う戦いへと駒を進める。

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