日本 スコットランドに惜敗 後半の積極アタック、あと一歩届かず

[ 2021年11月20日 23:51 ]

ラグビーリポビタンDツアー2021最終戦   日本20―29スコットランド ( 2021年11月20日    英エディンバラ )

タタフ(中央下)がトライを決める=エディンバラ(ロイター)

日本代表は20―29でスコットランド代表に惜敗した。

 6―19で折り返した後半は、序盤から積極的にボールを動かした。3分に、この試合3本目となるPGで3点を返すと、スコットランドのプロップがシンビン(10分間の一時退場)の間に、ロック・コーネルセン―プロップ・ミラーが中央を突破してチャンスメーク。波状攻撃で反則を奪い、同7分にPGでさらに3点を返した。これで1トライ1ゴールで追いつく7点差に迫った。

 14点差とされた同20分すぎ、CTB中村が新ルール「50:22キック」で相手ゴール前へ侵入。マイボールラインアウトから、途中出場のフランカー、タタフがチーム初トライを挙げて9点差。この後、CTB中村のスーパータックルを起点に反撃に転じて敵陣で反則を奪い、6点差に迫った。しかし、終盤に自陣で反則を犯して万事休す。PGで3点を追加されて力尽きた。

 今秋のテストマッチでオーストラリア代表に勝利した強豪に対し、運動量と守備で粘りを見せて9点差で敗れた。ただし、トライ数は日本代表の1に対し、スコットランド代表は4本を挙げ、アタックに課題を残した。

 19年W杯1次リーグ最終戦(○28―21)以来の再戦で、勝利とはならなかった。

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