リーチ 19年W杯とは真逆の完全アウエーに「すごく難しかった」

[ 2021年11月21日 00:54 ]

ラグビーリポビタンDツアー2021最終戦   日本20―29スコットランド ( 2021年11月20日    英エディンバラ )

スコットランドのホッグ(左端)にタックルするリーチ(6)=エディンバラ(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 スコットランド代表に9点差で敗れた日本代表のフランカー、リーチ・マイケル(33=BL東京)は、「ティア1とアウエーで戦う難しさがあった。すごく難しかった」と試合を振り返った。

 会場のマレー・フィールドは6万7000のチケットが売れたと伝わった。スタンドはスコットランドファン一色。スコットランドの一挙手一投足に歓声が上がり、笛によっては、スタジアムがブーイングに包まれた。日本が勝利した日産スタジアムでの19年W杯1次リーグとは、雰囲気がまるで違ったようだ。

 敵地の洗礼を浴びながらも、リーチは持ち味のハードタックルでチームを勢いづけた。不動のレギュラーの立ち場ではなくなったが、激しい当たりで前主将らしさを取り戻した。

 昨年はコロナ禍でテストマッチができず、試合を重ねた世界から取り残された。今秋のテストマッチは、ポルトガル戦の1勝だったが、スコットランドとの欧州ツアー最終戦で、日本らしい速いテンポのアタックを見せられた。そこに手応えを感じているようで、「このツアーでまた一歩前に進んだと思う。(強化合宿と遠征で)2カ月弱一緒にいて成長できていると思う」と前を向いた。

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2021年11月20日のニュース