羽生結弦が練習で4回転半挑戦、6度転倒も来季完成へ国内初披露

[ 2021年4月17日 13:55 ]

<世界フィギュアスケート国別対抗戦最終日>周囲が注目する中で4回転アクセルに挑戦する羽生結弦(手前)=撮影・小海途 良幹
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 フィギュアスケート世界国別対抗戦(丸善インテックアリーナ大阪)に出場した男子の羽生結弦(ANA)が17日、午後1時25分からのエキシビジョン用の練習で、人類初成功を目指しているクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦した。

 コロナ禍で激動のシーズンとなった今季を締めた前日(16日)のフリー「天と地と」では、最後のジャンプとなったトリプルアクセルを完璧に成功。「4回転に続く道をここで示すんだっていう気持ちでトリプルアクセルに挑んだ。久しぶりにスパンとしたアクセルが跳べた」。一夜明けたこの日、好感触そのままにリンクに立っていた。

 練習開始から10分後、アクセルの踏み切りを確認するなど4回転半への準備を始めた。6度の転倒や回転が抜けるなど着氷はできなかったが、「4回転半が揃った完成された演技を目指して、頑張っていきたい」と意気込む来季への確かな号砲だった。

 羽生が競技会場で4回転半に挑んだのは19年12月6日、イタリア・トリノでGPファイナルのフリー前日の公式練習以来、約1年4カ月ぶり。この時は回転が抜けるだけでなく、3度の転倒があった。

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