安田、来季前半出場権ゲット ミレニアム世代の逸材が日本人トップ2位

[ 2019年12月7日 05:30 ]

2位の成績を収め笑顔を見せる安田(撮影・西尾 大助)
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 来季の国内女子ツアーの出場権を懸けた最終予選会最終日が6日、埼玉県本庄市のこだまGC(6472ヤード、パー72)で行われた。注目の安田祐香(18=大手前大)が69と伸ばし、通算12アンダーの日本人トップの2位に入った。フェービー・ヤオ(26=台湾)が通算15アンダーで1位。アン・シネ(28=韓国)が25位で“圏内”に入った。来季前半戦にフル出場できる目安は、上位35位前後となる。

 ミレニアム世代の逸材が前評判通りの実力を発揮した。18番のグリーン脇からチップインバーディーを決めた安田は「最後の最後でパットもアプローチも良かった。来年につながるかなと思います」と笑顔を輝かせた。

 今年のオーガスタ女子アマで3位に入り、メジャーの全英女子オープンで予選通過を果たすなどプロ転向前は同世代の先頭を走っていた。だが、10月の富士通レディースで同学年の古江彩佳が史上7人目のアマVを飾った。「その時、私はちょうどプロテスト前で、ショットに不安がありました。でも早く同じ舞台で戦いたいと思わせてくれた。モチベーションが上がりました」と刺激を受けた。

 来季は3月の開幕戦からそのライバルとしのぎを削る。「腰に不安があるのでオフは腰回りの筋肉を強化したい」。新シーズンの目標はまず優勝。「勝ちたいですけど、このままのショットの精度を保てれば上位でも戦える」と手応えを口にする。ルーキー年の賞金女王争いも目標になるかと問われると「様子を見てという感じです」とまんざらでもない表情だった。

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2019年12月7日のニュース