自転車・男子チームスプリント、16年ぶり頂点 アンカー深谷「世界選手権のメダルも見えてきた」

[ 2019年12月7日 05:30 ]

自転車トラック種目 W杯第4戦 ( 2019年12月6日    ニュージーランド・ケンブリッジ )

金メダルを胸に喜ぶ(左から)新田、雨谷、深谷
Photo By 共同

 開幕し、男子チームスプリントの日本(雨谷一樹、新田祐大、深谷知広=いずれも日本競輪選手会)は決勝でポーランドを下し優勝した。

 日本自転車競技連盟によると、日本の同種目制覇は2003年5月以来2回目。日本は決勝で、1回戦で更新した日本記録をさらに塗り替える42秒790をマーク。今大会までの記録は43秒092だった。

 磨き上げた連係で16年ぶりの頂点に立った。男子チームスプリントの日本が東京五輪ポイントを荒稼ぎし、3選手分の出場枠獲得が見えてきた。アンカーの深谷は「始まる前から狙っていた。世界選手権のメダルも見えてきた」と自信に満ちた声で話した。
 3人でスタートし、1周ごとに先頭が抜け最終走者のゴールタイムを競う。決勝では第1走者の雨谷が加速の利いたスタートダッシュ、第2走者の新田がさらに速度を上げた。今季W杯で銅メダル2つと好調の深谷が最終周で逆転し、両手を突き上げた。04年アテネ五輪の銀メダル以後は低迷が続いた同種目。ブノワ短距離ヘッドコーチは「勇気づけられる結果。深谷は世界のトップで戦える力がある」と褒めた。五輪へ向け楽しみが増えそうだ。

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2019年12月7日のニュース