羽生、打倒チェンへ闘志「今に見とけって…」 逆転ならずも「今できることはやり切った」

[ 2019年12月7日 22:26 ]

フィギュアスケートGPファイナル第3日 ( 2019年12月7日    イタリア・トリノ )

最後の力を振り絞ってフィニッシュした羽生(撮影・長久保 豊)
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 3年ぶり5度目のファイナル制覇を狙った羽生結弦(25=ANA)は4回転4種5本を着氷させたが、194・00点で合計291・43点。ネーサン・チェン(20=米国)に及ばず2位となった。

 「出し切れたと思う。点数に関しては仕方がない。一つのステップとして最後までケガをしなかったことは大きい」と振り返った羽生。「SPを含めてまだまだだなと思う部分もあるが、今できることはやり切ったと思う」とすがすがしい表情で語った。

 大会3連覇を果たしたチェンは、フリーでも自身の世界最高を更新する224・92点を記録し、合計でも世界最高の335・30点をマーク。羽生は「これが世界最高に向かっていかなければいけない壁なんだと思った。めちゃくちゃ練習します」と闘志を燃やした。

 打倒チェンに向けて「楽しむしかない」と笑い飛ばした五輪王者。「旧採点の頃の自分の点数を抜かれて、めちゃくちゃ悔しい。“今に見とけ”って思っています」とリベンジを誓った。

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