羽生結弦43・87点差の2位も「点数ほど差は大きくない」 25歳の決意は「勝ちます!」

[ 2019年12月7日 22:46 ]

フィギュアスケート・GPファイナル最終日 ( 2019年12月7日    イタリア・トリノ )

<グランプリファイナル第3日>男子フリー、演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子の羽生結弦(ANA)はフリーで194・00点をマークし、合計291・43点で2位だった。12・95点差のSP2位からの大逆転はならず、SP首位のネーサン・チェン(米国)が合計335・30点の世界最高得点で3連覇を達成した。

 この日、誕生日を迎えた羽生にとって、25歳最初の演技。冒頭の4回転ループに成功すると。続く4回転ルッツも3・94点の加点を引き出すスーパージャンプを披露した。4回転サルコーも着氷し、大逆襲へ期待が高まったが、4回転トーループ―1回転オイラー―3回転フリップのフリップが乱れ、トーループの4―3回転は4―2回転に。連続のトリプルアクセルは単発のダブルアクセルになった。「Origin」を終えると、フィニッシュポーズが崩れ、そのままリンクにひざまづいて動けなかった。

 死力を尽くした4分間。合計スコアはチェンに遠く及ばなかった。それでも、羽生は清々しい表情を浮かべていた。「まあ、こんなもんですね。ルッツ、ループが跳べて印象は強いけど、点数を取れているものが少ない」。4回転4種5本の構成。練習でもそれほど滑り込んでいたわけではない。「疲れちゃいますよね」と笑った。

 3月の世界選手権での22・45点から43・87点と、2人の差は開いたが、悲壮感はない。「点数ほど差は大きくないと思っている。点差はすごいけど、自分もそんな点差をつけて勝ったことがある」。SPではトーループでミスがあったため、来年3月の世界選手権を見据え、SPで4回転ルッツや4回転ループを投入するプランもある。

 銀色の誕生日。最大のライバルには敗れたが、ルッツ、ループを含む4回転4種5本を降り、「自分の中の勝負にある程度、勝てた」と確かな手応えを感じている。「この構成で滑り込みができて、つらい練習ができると思うと、ワクワクしている」。4年ぶりの全日本選手権(19日開幕、東京)を経て、世界選手権ではまたチェンと世界一を争う。「25歳をどんな一年にしたいか?」と問われた羽生は、力強く言い切った。「勝ちます!」――。

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