五郎丸がラグビー日本代表に賛辞 「W杯で桜咲かせた」「生きる力もらった」

[ 2019年10月20日 22:24 ]

元ラグビー日本代表の五郎丸歩
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 元ラグビー日本代表の五郎丸歩(33=ヤマハ発動機)が20日、ラグビーW杯「日本VS南アフリカ戦」で3-26と敗れ、ベスト4進出を逃した日本代表に、「大きい相手に立ち向かう姿は生きる力といいますか、そういうものをもらった気がしました」と賛辞を送った。

 試合を生中継したNHKのスタジオ解説者として試合を見守った五郎丸。「負けは負けですから」と敗戦を受け止めた上で、「ラグビーの枠を超えて、いろいろなことを教えてくれた、そんなチームだったと思います」としみじみ語った。激戦を終えた選手の表情を見て、「出し切ったでしょうね」と思いやりを見せ、「日本で、アジア初開催ということで、彼らが責任を負って、注目されない時にも頑張って。このW杯で桜を咲かせた。みんなから注目され、その中でも大きい相手に彼らに立ち向かう姿は、生きる力といいますか、そういうものをもらった気がします」と話した。

 自国開催のW杯、日本代表の躍進。「ラグビーっていいなと、ラグビーをやっていて良かった」と感じたそうで、「ティアAのチーム2つを破って全勝でベスト8に来たというのは、世界的に衝撃ですし、我々が成すことが出来なかった目標を一つ達成して、また新たな世界を見せてくれました」と語った。

 大会に関わったボランティア、関係者に感謝の言葉を述べるとともに、「後輩たちがこの壁を破って、もっともっと日本国中を熱くしてくれる、そんなラグビーという存在でありたいと、今日の試合を見て思いましたね」と気持ちを新たにした様子だ。来年開催される東京五輪にも触れ、「日本がラグビーを通じて熱くなって、五輪にバトンタッチできることはラグビー界にとってうれしいことですね」と喜んでいた。

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2019年10月20日のニュース