大迫も服部も五輪マラソン札幌OK ツイッターで「ベスト尽くす」

[ 2019年10月20日 05:30 ]

大迫傑
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 男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(28=ナイキ)が19日、自身のツイッターに東京五輪マラソン・競歩の札幌開催が濃厚となった件について「良い意味で僕個人はどっちでもよくて、選ばれたらどこだとしてもベストを尽くすだけだと思ってます」と書き込んだ。

 大迫はこの日、2021年3月をめどに大会を開催する考えもツイッター上で表明した。具体的な日程や開催地、スポンサーなどは未定。大会を運営することで「日本人選手の価値を高め、陸上選手がかっこよく見え、稼げる仕事にしたい」と熱い思いをつづった。国内のトップ選手も大迫に賛同。前日本記録保持者の設楽悠太(27=ホンダ)は「全力で協力する!必ず実現させよう!日本のマラソン界のために!」とツイッターに投稿した。

 9月に行われた東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で選手に賞金が出なかったことが発端だった。大迫自身はMGC3位に入り東京五輪代表入りに望みをつないだ大会となったが「あれだけ注目された大会、お金はたくさん動いているはずなのになぜ僕らの手に渡らなかったのでしょうか」と疑問を投げかけた。

 《戸惑いも前向き》東京五輪の男子マラソン代表に決まっている服部勇馬(トヨタ自動車)が新潟市内で取材に応じ、五輪コースが札幌市へ変更される方向になったことに「決められた舞台で結果を出すのが一流のアスリートだと思う」と淡々と語った。一報を聞いた時は「凄く驚いたし、戸惑いもあった」というが、この日は前向きな言葉を並べた。変更で地の利が失われるとの見方もあるが「下見に行きやすいのは変わりない。他国の選手よりは、多少なりともアドバンテージはある」と捉えた。

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