塩見「だいぶ耐えた」暫定首位 後輩今平に意地見せる 2日連続日没サスペンデッド

[ 2019年10月20日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本オープン第3日 ( 2019年10月19日    福岡県 古賀GC=6817ヤード、パー71 )

7番、ティーショットを放つ塩見
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 第2ラウンド(R)の残りと第3Rが行われたが、2日連続の日没サスペンデッドとなり51人がホールアウトできなかった。最終予選を突破し、今大会出場権を得た塩見好輝(29=国際スポーツ振興協会)が通算4アンダーで暫定首位。第2Rで4アンダー67と伸ばし、第3Rは10ホール終了時点でイーブンパーだった。3打差の暫定2位には通算1アンダーで今平周吾(27=フリー)が続いている。

 1日で23ホールを回り、暫定ながら通算4アンダーで単独首位。長い一日を終えた塩見は「だいぶ耐えたなと思います」と小さくうなずいた。

 第2Rは15番の2打目から再開。このホールでバーディーを奪うと「ピンを狙っていった」と攻めのゴルフで4つ伸ばし、首位に立った。晴れ間が広がり、グリーンが乾き始めた第3Rは一転して堅実な内容。無理にピンを狙わず、グリーンを確実に捉えて「粘りのゴルフができた」とイーブンで回った。

 大阪出身の29歳。高校はゴルフの名門・埼玉栄に進学した。3年で主将を務めた際、2学年下にいたのが暫定2位の今平周吾だった。昨季賞金王の今平に対し、最終予選会からはい上がり今大会出場権を得た塩見。最終日は組み替えなしで行われるため、同じ最終組で残り26ホールを回ることとなる。「後輩ですけどゴルフ界では周吾の方が一枚も二枚も上。追い詰められるのは分かってるんで、必死に逃げますわ」。初優勝となるメジャータイトル獲得へ、先輩の意地を見せるつもりだ。

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2019年10月20日のニュース