渋野、逆転V見えた!5バーディー通算6アンダーで2打差4位

[ 2019年9月1日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース   第3日 ( 2019年8月31日    北海道 小樽CC=6650ヤード、パー72 )

9番、渋野日向子は笑顔を見せる(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 渋野日向子(20=RSK山陽放送)は5バーディー、4ボギーの71で回り、首位と2打差の通算6アンダーでスタート時の4位をキープした。日本ツアーでの連続イーブン以下のラウンドを「27」に更新。ツアー記録にあと1に迫った。70だったアマチュアの安田祐香(18=大手前大1年)が通算7アンダーの3位に浮上。鈴木愛(25=セールスフォース)、昨年優勝のアン・ソンジュ(32=韓国)が通算8アンダーで首位に並んだ。

 15番パー4。渋野が第2打をピン横1メートルにつけ、バーディーパットを打とうと歩き出した瞬間だった。雷雲の接近で中断を告げるホーンが鳴った。いささか拍子抜けのような表情を見せた渋野だったが、内心は違った。「ここか、という感じだったけど、逆に良かったかも。それまで流れも良くなかったし、切り替えができるかな、と」中断の間は睡眠を取るなどリラックスしたが、集中力は切らさなかった。

 2時間15分後。冷静にバーディーパットを沈めるとキャディーと笑みを浮かべ談笑。直後に安田が1メートルを外しボギーとしたのとは好対照だった。4ボギーを叩いたものの、5バーディーで71。首位と2打差と優勝戦線に踏みとどまった。

 これでイーブン以下の連続ラウンドもアン・ソンジュの持つツアー記録にあと1と迫る「27」になった。優勝すれば1800万円を加え、今季の獲得賞金が1億円に到達。19歳141日の宮里藍に次ぐ20歳290日の若年での大台突破になるが「今、頭にあるのは明日アンダー出せば記録が並ぶということ。そこが大事かな。アンダー出すことで結果もついてくる」とこだわりをみせる。

 大会前に急性副鼻腔(びくう)炎で発熱して体調を崩した影響もあり、スイングの切れととびっきりの笑顔は影を潜めている。会見では終始鼻声。疲労の影響で「フルショットしても今週は飛ばない。スイングがおかしいと思う」と明かした。そのため通常より1番手上のクラブで抑えめに打つなど懸命の修正もあって首位に2打差で最終日を迎えた。

 前夜は復活登板した女子ソフトボールの上野由岐子投手の映像を見てモチベーションを高めた。「心の底からうれしかった。優勝は届かない位置ではない。あわよくば、という感じで考えています」。予選落ちも辞さぬ覚悟だった20歳が、ようやく前向きになった。 

 ▼1位アン・ソンジュ 予選通過できるか心配だったので、今の段階ではうれしい誕生日です。明日は自分との戦い。(32回目のバースデー。71で首位守る)

続きを表示

「渋野日向子」特集記事

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」特集記事

2019年9月1日のニュース