豊ノ島 903日ぶり“関取白星”に感無量「泣いていい場所なら泣いていた」

[ 2018年11月11日 15:50 ]

大相撲九州場所初日 ( 2018年11月11日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所初日>豊ノ島が押し倒しで常幸龍を破る(撮影・中村 達也)
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 大ベテランが力強くなって帰ってきた。東十両13枚目の豊ノ島(35=時津風部屋)が常幸龍に勝ち、関取として2016年夏場所千秋楽以来、2年半(903日)ぶりの白星を挙げた。

 快勝だった。左を固めつつ、右ののど輪を伸ばして、休まず押し倒した。

 引き揚げると「うれしいですね」と感無量。ケガに苦しんだ豊ノ島を支え、会場に駆けつけて観戦した妻の沙帆さん、長女の希歩ちゃんも、抱き合って喜んだ。豊ノ島は「家族の前で勝ててよかった」と、喜びをかみしめた。

 幕内だった16年7月の名古屋場所前に左アキレス腱を断裂。その後の2場所全休し、転落した十両で相撲をとることなく一気に幕下まで番付を下げた。そのため、十両で相撲を取ったのは、実に2010年秋場所千秋楽以来、2967日ぶりとなった。

 取組よりも、むしろ久しぶりの土俵入りで大きな声援を受けて、こみ上げるものがあった。「泣いていい場所だったら、泣いていた」。それでも取組では「思ったより緊張しなかった。楽しむつもりで」と、さすが幕内で三賞計10回のも実力者。稽古通りの力を発揮し、勝ち名乗りを受けた。

 しかし、取組後に力水をつけることを忘そうになったいい「恥ずかしかった」と頭をかいた。

 「(これが)スタートライン。頑張って長い旅をしたい」。幕内復帰を目指して白星を積み重ねていく気持ちを、こう表現した。

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