黄金世代・松田、自身初体験の首位浮上 初優勝に向け「スコアを伸ばすだけ」

[ 2018年11月11日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 伊藤園レディース第2日 ( 2018年11月10日    千葉県 グレートアイランド倶楽部=6741ヤード、パー72 )

8番、松田はバーディーパットを決めガッツポーズ  (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 ツアー初優勝を狙う黄金世代の松田鈴英(れい、20=ニトリ)が8バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算11アンダーで初体験のトップに浮上した。1打差の2位は黄アルム(31=韓国)。2年連続賞金女王を狙う鈴木愛(24=セールスフォース)は15番のダブルボギーが響いて71で6打差10位に後退した。

 バーディーを奪ってもあまり表情を変えないクールな松田が着実にスコアを縮めていく。8バーディーのうち4つをパー5で奪った。例年よりグリーンが軟らかく、スピンが利き過ぎるため「100〜130ヤード残し、第3打をウエッジでなくショートアイアンで打つ」という作戦。3番は残り120ヤードから2メートル、15番は138ヤードから4メートルに付けた。

 勝、新垣らと同じ黄金世代。昨年のプロテストではトップ合格。今季前半は小祝、新垣に後れを取ったが、10月の富士通から3戦連続トップ5入りし賞金ランクも15位まで浮上して「残るは初優勝だけ」だ。疲れのたまるシーズン終盤の好調を支えているのが「趣味」と言う睡眠で、早い日には午後5時半に夕食を済ませ、7時にはベッドに入ってしまう。

 最終日最終組は3週前のマスターズGCに続き2度目。同大会では後半崩れ4位に終わっており「今度は意識してスイングが縮こまらないように、スコアを伸ばすだけ」と初優勝への思いを口にする。

▼2位・黄アルム 15番から体力が落ちて、最後は集中力が切れた。でも今日も良いゴルフができた。おいしいもの食べて、ゆっくり休みます。(67で今季3勝目に1打差)

続きを表示

2018年11月11日のニュース