目黒学院 多国籍パワーで花園切符、ハーフ含め8カ国で構成

[ 2017年11月13日 05:30 ]

優勝し記念撮影で喜ぶ目黒学院フィフティーン
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 第97回全国高校ラグビー大会予選は12日、各地で行われ、9地区で代表校が決まった。東京第1地区は目黒学院が早実に38―7と快勝し、4大会ぶり18度目の全国切符を獲得。同第2地区は国学院久我山が東京を29―5で破り、2大会ぶり41度目の全国大会(12月27日から花園ラグビー場)出場を決めた。京都は伏見工・京都工学院が京都成章に14―22で敗れ、名門「伏見工」の校名で戦う最後のシーズンを終えた。

 就任1年目の目黒学院・竹内圭介監督が苦笑した。「メンバー表がカタカナばかりでトップリーグみたい」。トンガとタイからの留学生に加え「中目黒という土地柄、ラグビーとは関係なく多い」という日本人とのハーフを含めるとメンバー25人が8カ国で構成される国際色豊かなチームだ。

 早実をねじ伏せた決勝では、父がナイジェリア出身のWTBエドバー(3年)が中3までサッカー部だったキック力を生かし、4本のゴールを決めた。姉イヨバ(東京高―日大)はインターハイ100メートル2連覇、リレーでナショナルチーム入りの陸上女子短距離選手。エドバーは中3時に目黒学院から勧誘され「練習参加したら楽しかった」と高校でラグビーを始めた。「3年生でやっと花園へ行ける。凄く楽しみ」。トライゲッター&キッカーの点取り屋として姉に続く高校日本一を狙う。

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