明暗分けた 赤羽優勝 渋井13位

[ 2013年3月17日 17:04 ]

 全日本実業団ハーフマラソンは17日、山口県の維新百年記念公園陸上競技場発着で行われ、女子は世界選手権(8月・モスクワ)マラソン代表を目指す赤羽有紀子(ホクレン)が1時間8分59秒で5年ぶり2度目の優勝を果たした。

 赤羽とともに代表選考レースのロンドン・マラソンへの調整として出場した渋井陽子(三井住友海上)は1時間12分34秒で13位だった。

 男子は丸山文裕(旭化成)が1時間1分15秒で初優勝した。

 世界選手権代表を狙う赤羽と渋井は明暗を分けた。「疲れがあり、1時間10分を切るのが目標だった」と言う赤羽は7キロ付近で遅れたものの、中盤以降はリズムを取り戻した。代表候補となるには自己ベストを上回るタイムが求められる選考レースへ「難しく考えず走りたい。世界のトップはもっと上だから」と無心を強調した。

 渋井は8キロ手前で集団から離れると、ずるずると後退した。急きょ出場を決めた選考レースへ「先頭集団についていく」と気持ちを切り替えた。

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2013年3月17日のニュース