高橋 6位に目頭押さえ「結果が全て かなり悔しい」

[ 2013年3月17日 06:00 ]

男子フリーの演技を終え、うつむく高橋大輔

フィギュアスケート世界選手権第3日 男子フリー

(3月15日 カナダ・ロンドン=バドワイザー・ガーデン)
 厳しい現実を前に、感情を抑えきれなかった。SP4位から後退して6位に終わった高橋は、取材エリアから去る際に目頭を押さえた。「スポーツの世界は結果が全て。かなり悔しい」。2度挑んだ4回転ジャンプは回転不足と3回転に。後半のトリプルアクセルでも転倒した。

 08年10月の右膝前十字じん帯断裂後、無駄な動きを排除した「エコな4回転」を磨き上げた。しかし、今大会前に跳び方を変えた。モロゾフ・コーチの助言で、悩んだ末に両腕を広げながら勢いよく踏み切る「ロシア式」を実戦で試す決断を下したが、裏目に出た。「五輪シーズンにこの経験が生きると信じたい。ソチへ新たな気持ちで向かいたい」。16日に27歳の誕生日を迎えたベテランは、懸命に前を向いた。

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