常幸龍 痛み止め打ちながら…大龍に負けん!1敗キープ

[ 2013年3月16日 06:00 ]

今場所から結えるようになった大銀杏でさっそうと引き揚げる常幸龍

大相撲春場所6日目 

(3月15日 ボディメーカーコロシアム)
 平幕の常幸龍が新入幕の大岩戸を押し出しで下し、1敗を守った。場所前に左足首を負傷し、痛み止めを打ちながらの出場だが、大学時代のライバルだった平幕・千代大龍の奮闘にも刺激を受け、快進撃を続けている。横綱・白鵬は千代大龍の挑戦を退け、全勝を守り、1敗は関脇・把瑠都、平幕の松鳳山、常幸龍、翔天狼の4人になった。
【取組結果】

 足には爆弾を抱えているが、ひるむことはなかった。常幸龍は、大岩戸にもろ差しを許しながらも構わず、がむしゃらに前にでた。土俵際、引き技で前に落ちるが勢いでは勝った。行司の軍配が自分に上がっていることを確認すると、安どの表情。1敗を死守し「微妙だったので、顔をぱっと上げて(軍配を)見ました。苦しかった」と振り返った。

 3日の稽古中に左足首を負傷。「外側のじん帯を切った」ため、医師の診察を受けたがドクターストップがかかった。それでも「大阪に来たからには、出ます」と覚悟を決め、5日には痛み止めの注射を受け、さらに鎮痛剤を処方してもらった。「下がると痛い。だから逆に前に出られている」。前への意識が好結果を呼んでいる。

 日大時代は2年で学生横綱に輝き、ライバルだった日体大の明月院(千代大龍)と同じ11年5月の技量審査場所で初土俵を踏んだ。幕下15枚目格付け出しでデビューした千代大龍は、ひと足先に番付を駆け上がり、自己最高位の今場所は日馬富士から金星を奪うなど1横綱2大関を撃破。追いかける常幸龍にとっても刺激にならないはずがない。「先に金星を獲られて悔しい。いつかアイツに勝つというより、超えないといけない存在」と闘志を見せた。

 昨年九州場所では史上最短の所要9場所で新入幕を果たしたが、6勝しか挙げられず初の負け越しで1場所で十両に降格。幕内の雰囲気にのまれて自分の相撲ができなかったが、再入幕の今場所は「だいぶ(雰囲気に)慣れました」と余裕が出てきた。当面の目標は「まずは(幕内初の)勝ち越し」と控えめだが、この日の朝稽古後には「優勝したいっすね。チャンスかもしれないです」と目を輝かせた。

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