「吸血鬼」ヨナ 2年ぶり出場も貫禄首位「100点」

[ 2013年3月16日 06:00 ]

女子SPでトップに立ったキム・ヨナ

フィギュアスケート世界選手権第2日 女子SP

(3月14日 カナダ・ロンドン=バドワイザー・ガーデン)
 2年ぶりに世界の大舞台に帰ってきたキム・ヨナが、貫禄の首位発進。映画「吸血鬼の接吻(せっぷん)」のテーマに乗り、冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループのコンビネーションを完璧に決めた。ジャンプなどの技術点では村上に0・08点、演技点はコストナーに0・67点及ばなかったが「ベストは尽くせたし、100点満点」と満足そうに話した。

 バンクーバー五輪で金メダルを獲得し、アスリートとしての最大目標は達成した。11年世界選手権で銀メダルに終わった後、昨季は1試合も公式戦に出場せず。モチベーションを見つけるのに苦労したが、スケートへの愛情が再びリンクに立つ理由になった。2位のコストナーに3・11点差、浅田に7・87点差をつけて臨むフリーに向け、「(1月の)韓国選手権でもフリーはクリーンに滑れたし、できると信じている。ベストを尽くす」と自信を見せた。

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