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こだわり旬の旅

【新潟&山形】これぞ山伏の味?2446段を上ってたどり着いた“究極の精進料理”

[ 2019年12月1日 13:57 ]

羽黒山山頂にたたずむ三神号祭殿。羽黒山とともに月山、湯殿山の三神を祭る
Photo By スポニチ

 山形県・庄内地方(鶴岡市、酒田市)では、出羽三山・羽黒山(標高414メートル)山頂にある月山、羽黒山、湯殿山の三神を祭る三神合祭殿そばの斎館(参籠所)で精進料理を味わった。山伏が食べただろうという食事と京都などの寺院で磨かれた技法が融合したもので、野山で採取した山菜やきのこなど自然の素材の良さを活かしている。

 3種類の中から究極の精進料理という「月うさぎ」(税込み2160円、3日前まで要予約)をいただいたが、月山茸の煮物、虎杖(いたどり)とトマトと赤みずの甘酢、フキの入り煮、丸ナスの田楽、だだっちゃ豆のみそ汁など計10品。すべて生臭物を使用しておらず、飾らない味がとてもおいしい。山伏姿のガイドの案内で、全長1・7キロ、2446段もの石段の表参道を上って到着した斎館。エネルギーを使い切った身体に精進料理は不思議にマッチした。問い合わせは斎館=(電)0235(62)2357。

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