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このゆびと~まれ

【第99回】深日交流発表会

[ 2022年1月17日 05:00 ]

コロナウイルス感染予防対策として、今年度は1、3、5年、2、4、6年生の入れ替え制で実施。多数の保護者の方が参加していただきました
Photo By スポニチ

 みなさん、こんにちは。深日小の長根です。

 12月4日に深日小で深日交流発表会がありました。

 これは児童の学習の成果を発表するものです。コロナ禍以前は地域や関係諸団体など多くの方を招き、子どもたちの成長を実感、共有する場として位置付けてきた重要な行事でした。

 しかし、コロナ禍で状況は一変し、感染予防の観点から合唱が無くなったり、限られた人数での実施を余儀なくされました。

 今年度も感染予防の観点から手指の消毒に併せて、保護者の参観の入れ替えなどの対策をとりながらの実施しました。

 1年生『できるようになったこと』

 2年生『友達になるために』

 3年生『時に海を見よう』

 4年生『私たちの宝物~4年1組探検隊がゆく!~』

 5年生『縁joyニュース(エンジョイニュース)』

 6年生『修学旅行報告会』
  という内容でした。

 どの学年も1、2学期の学習の成果を発揮し、子どもたちも生き生きと楽しそうに報告をしていました。

 とくに3年生、4年生、5年生の発表は、これまで深日小が、地域の方々と交流を深め学習をしてきたことが生かされた内容でした。

 3年生は大阪湾の海洋教育。

 4年生は地域の伝統産業や需要文化財。

 5年生は梅干し、梅シロップづくり。

 それぞれの地域特有の文化や資源を、地域との交流や協力を得ながら、うまく取り入れていました。

 実はコロナ禍によって、どの学校も地域、大学、企業などとの連携が制限され、こうした学習成果の発表において非常に大きな支障が出ているということを多く耳にしました。

 このような状況下で、どうやって連携を続けていくのかを模索し、工夫したことで、子どもたちの学習成果に結びつけられたことは誇らしいことだと思っています。

 では、次回からこの3学年の取り組みを紹介したいと思います。

 今回はここまで。このゆびと~まれ。

                 (長根 わかば)(次回は24日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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