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このゆびと~まれ

【第13回】ひらめの稚魚放流もできちゃいます

[ 2020年5月25日 05:00 ]

施設の中を見学。いろいろな種類の魚がいて、まるで水族館みたいです
Photo By スポニチ

 海シリーズの続きで、今回は3年生のひらめの稚魚放流についてです。

 3年生では総合的学習の時間で「みさきめぐり」と題して、岬町の名所・旧跡等を巡り、町の様子や歴史、文化を学習します。
 その一環で、大阪府立環境農林水産総合研究所・水産技術センターも訪問します。

 施設は岬町の多奈川地区にあり、大阪湾の水質や魚について研究・技術開発をしています。

 海の生き物の多様性や環境の大切さをわかりやすく、ていねいに教えてもらうだけでなく、深日(ふけ)漁業協同組合の方々にお世話になり、毎年ひらめの稚魚の放流体験をさせていただいています。

 放流する時は手のひらに乗るサイズのひらめですが、大きく成長すると何倍にもなっています。こうした体験活動を社会科の授業にも波及させることで、自分たちのまちへの郷土愛にもつなげています。

 岬町の豊かな自然をいかして1年生から順を追って学習することで、より深い学習ができるように計画しています。
 次回は4年生授業の紹介です。お楽しみに。このゆびと~まれ。
(長根わかば)        (次回掲載は6月1日)
【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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