×

このゆびと~まれ

【第12回】2年生の潮干狩り

[ 2020年5月18日 05:00 ]

漁協の方や先生もいるので安心・安全。しかも、学校からも近いし、平日だから空いててサイコー!言うことなし!
Photo By スポニチ

 前回は山の豊かさを紹介しましたが、今回は海の豊かさがテーマの生活科の授業です。

 泉州と言えば海の豊かさと言っても過言ではありません。深日(ふけ)小の近くには深日漁港があり、子どもたちの保護者や地域の方々にも漁業関係者が多数おられます。そんな関係から淡輪(たんのわ)漁業組合の「岬の子に海に親しんでほしい」というご厚意で、淡輪海水浴場で潮干狩りをさせていただいています。

 高く大きな空と潮風にあたりながら潮干狩りの体験学習です。採取の方法や、貝の区別などを教えていただき、みんなでチャレンジします。最初はこわごわ採取している児童もいますが、すぐに笑顔に変わります。楽しく、すてきな体験です。終了後はお土産用の貝と交換してもらえる豪華な特典付きです。

 心から、感謝、感謝です。

 こうした体験活動をもとに国語の作文学習にいかしていきます。本当にぜいたくな学習環境だと思いませんか。では、今回はこのあたりで、このゆびと~まれ。
                (長根 わかば)
                (次回掲載は25日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る