×

このゆびと~まれ

【第39回】スポニチ!!!!!」

[ 2020年11月23日 05:00 ]

5年生の学習ではスポーツ新聞の見出しの工夫など教えていただきました
Photo By スポニチ

 みなさんに深日(ふけ)小の様子をお伝えしている『このゆびと~まれ』の場を提供してくれているのが、スポーツニッポン新聞社です。

 深日小のがんばりに気づき、企画を立ち上げ、全国に向けて発信しようと声をかけてくれた会社なんです。

 今回はその担当記者さんに、5年生の新聞やメディアの学習、6年生の海のプロジェクト学習の講師として来校してもらいました。

 5年生も6年生も興味津々で当日を迎えました。新聞社の仕事内容や、疑問に思っていたことを直接聞くことができ、とても貴重な経験になりました。

 5年生は新聞がどのようにして製作されているのかを聞きました。しかし、社会状況の変化もあり、ほとんどの子どもたちが普段の生活の中で、新聞を目にしていないことが分かりました。そこで、実際の新聞を見ながら配色、文字の大きさ、見出しの工夫などについて教えていただきました。

 また、新聞の使命や取材時の苦労などキャリア教育としても子どもたちの学習を深めることができました。

 6年生は、現在取り組んでいる深日漁協とのコラボ企画についての授業でした。

 深日の漁師さんと捕れた魚をもっとアピールしようとポスターづくりを企画しています。そのためのキャッチフレーズを各自で作って発表し、実際にポスターを作る時のポイントを教えてもらいました。

 キャッチフレーズの題材となる写真3枚を見つめて、最初はみんなとても悩んでいました。しかし、ふとした瞬間にイメージがわいてくるんでしょうねえ。おもむろにペンを走らせる子、何度もホワイトボードを書き直して思案している子、どの顔も真剣そのものでした。

 実際に新聞を作っている人との交流を通して、仕事への情熱やプロ意識の一端も感じられ、充実した時間となりました。

 今回はこのあたりで。このゆびと~まれ。

        (長根 わかば)(次回掲載は30日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る