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このゆびと~まれ

【第14回】ひょうたんづくりの名人 服部さんと出会う

[ 2020年6月1日 05:00 ]

ひょうたんづくりの名人・服部さんです!
Photo By スポニチ

 今回は4年生の学習にスポットを当ててみました。さすがに4年生になると学習内容が難しくなります。小学校では3年生から理科の授業が始まり、4年生を経て、5年生では雄花(おばな)、雌花(めばな)の学習で、ひょうたんやヘチマの成長を学びます。

 深日(ふけ)小では、4年生でひょうたんを育てる体験学習をすることで、5年生での学習をスムーズにできるように工夫しています。

 岬町にお住まいの服部さんは、ひょうたんづくりの名人です。育て方はもちろん、収穫したひょうたんを乾燥させ、今では使われることが珍しい水筒作りまで教えていただけます。

 こうした知識と技術を持っている方は年々少なくなっており、自然の豊かな岬町でも貴重な存在なのです。

 しかも、何回も来校してくれ、ひょうたんの成長の様子や、作品作りにアドバイスを送っていただいています。本当に子どもたちや小学校のことを大切にしてくださっています。

 昨年度、4年生は総合的な学習の時間を軸に、服部さんとの出会いや学習したことをまとめ、舞台劇にして発表しました。

 また、同時に理科の学習や、図工の作品作りに生かすことで学習がより深まりました。

 地域の方とのつながりを深めることは本当に大切だと思います。
 今回はこのあたりで。このゆびと~まれ。 
            (長根わかば)(次回掲載は6月8日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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