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このゆびと~まれ

【第50回】大学生の熱心さを〝全吸収〟  

[ 2021年2月8日 09:21 ]

大学生との交流を楽しむ教員たち
Photo By スポニチ

 金沢星稜大の芥川元喜先生にコーディネートして頂き、1月19日、初めて大学生と交流しました。

 深日(ふけ)小の教員(教頭・長根 6年担任・岡田 情報担当・奥)と、人間科学部こども学科の大学生(芥川ゼミの3回生6名)が、オンラインでつながり、お互いの自己紹介をしました。

 当日は大雪の影響もあり、大学生の皆さんは自宅から参加してくれました。

 コロナウイルス感染拡大の影響で、普段からオンライン授業が多い大学生は手慣れた様子でした。パソコン画面に向かっての会話となりましたが、こちらの言葉に大きくうなずいてくれたりしたので、リモート授業に不慣れなこちらの緊張もすぐにほぐれました。

 そして、何よりも真剣な表情で私たちの話を聞いてくれている姿に『熱心さ』を強く感じ、今回の交流では、その熱心さを〝全吸収〟しようと決意しました。

 交流会では大学生が小学生の前でする予定の自己紹介を発表してくれました。

 『どんな内容の話をすれば、小学生たちが自分のことに興味をもってくれるか』ということが、よく考えられているな、と感心しました。

 中でも私が興味を持った話を紹介します。

 最近気になることとして、コンビニのサンドイッチについて「パンを開くと中身が半分以下だったから、もう食べないと決意した。」ということを真剣に語る大学生には思わず笑ってしまいました。

 その後、教員たちへの質問タイムもありました。

 「私は、好き嫌いが多いんですが、子どもの前で給食を食べるときは、どうしたらいいですか」
 「コロナウイルスの影響で、どのようなことで苦労されていますか」

 私なりに精一杯答えたつもりですが、返答が長くなってしまったことに反省しました。

 オンラインでの交流では、いつも以上に自分の話す時間を意識するべきだと学びました。

 そして本番です。小学生と大学生の交流を26日に実施しました。
 子どもたちは〝全集中〟で自己紹介したり、大学生の話を聞いて大いに盛り上がっていました。
 私は、大学生の熱心さを〝全吸収〟しました。本当に有意義な交流となりました。

 この内容は次回に詳しく紹介します。
 それでは今回はこのへんで、このゆびと~まれ。

             (情報担当 奥 雄二)(次回掲載は15日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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