“10番先輩”ボバン氏も本田を絶賛「相手にとって危険な存在」

[ 2014年1月14日 05:30 ]

サッスオーロ戦に途中出場し、好機を演出したミランの10番・本田

セリエA ACミラン3―4サッスオーロ

(1月12日)
 「HONDA」の衝撃にイタリアがうなった。中でも高い評価を与えたのがACミランで98~01年に10番を背負ったボバン氏。元司令塔はイタリアのスカイスポーツの中継で「ミスも少なく、素晴らしいシュートも放って相手にとって危険だった」と本田を称賛した。

 対戦相手のサッスオーロからも驚きの声が上がった。昨年9月10日の親善試合で日本代表と対戦したガーナ代表MFチブサーが「本当に強烈な選手だ。彼なら絶対イタリアで成功するよ」と太鼓判。スイス代表DFツィーグラーは「彼が入って相手のプレッシャーがきつくなった。もっと早い時間に入っていたら危なかった」と振り返った。

 この日の各紙はミランで最高点。目の肥えた地元記者も驚きを隠せなかった。特に注目を集めたのが、本田が入ってそれまで苦境に立たされていたチームが激変した点。「本田はミランにとって、この日唯一のポジティブなニュース」とした一般紙コリエレ・デラ・セーラのボッチ記者は「本田が入ってからボールを押し込めた」と分析。「カカーよりも多くボールに触り、パーソナリティーを発揮して攻撃を動かした」と指摘した。

 本田はクリスマスツリー型の4―3―2―1の2列目の右で起用されると予想されていた中、4―4―2の右サイドでプレー。ガゼッタ・デロ・スポルト紙のベルナッツァ記者は「右から中へ入っていく動きも効いていた。きょうの起用位置は気に入った。中に入れば強力なシュートが打てるし、そうでなければサイドに開いてクロスも上げられる」とした。トゥットスポルトのパスクイーノ記者も「監督が代わっても本田は使いやすい。基本はトップ下で創造性を発揮するけど幅広く使える」と戦術理解度の高さに注目した。

 高まる救世主としての期待。ボッチ記者は「チームの再建は本田から始められる」と低迷するチームのエースに指名。「きょうは6・5点でミランの最優秀選手と評価させてもらった」と絶賛した。結果を出さなければ手のひらを返したように辛らつな批判を浴びせるのが定石のイタリアだが、まずはファンだけではなく地元メディアのハートをつかんだ。

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