星稜 ラストプレーで痛恨PK献上…本田先輩に朗報届けられず

[ 2014年1月14日 05:30 ]

富山第一に敗れガックリの星稜イレブン

全国高校サッカー選手権決勝 星稜2―3富山第一

(1月12日 国立)
 手にしかけた悲願の日本一がこぼれ落ちた。初戦から準決勝まで4試合連続無失点と鉄壁を誇った星稜守備陣が、最後の最後で崩壊。後半42分から2点を追いつかれ、延長後半9分に力尽きた。

 PKで先制し、後半に追加点を挙げる理想的な展開。勝利まで残り3分からの悪夢に河崎監督は「2―0は一番危ないと言っていたんだけど…。言葉にならない思い」と悔しさをにじませた。

 ラストプレーで痛恨のPKを献上したDF森下は「逃げ切りたいというのがあった。あそこが自分の弱さ」と責任を背負い込んだ。「ここまで無失点で来ていた分、1点取られたときに対処できなかった」。自慢の堅守と表裏一体の「もろさ」が出た皮肉な結末だった。

 悲願達成はならなかった。それでも県勢最高の準優勝は、85年に就任した河崎監督が積み上げてきた努力のたまものだ。雪国のハンデを克服するため自腹でバスを購入。98年には中日本スーパーリーグを立ち上げ、雪で練習できない冬季に東海地方などへの遠征を繰り返し、強豪との実戦で力を蓄えた。体育コースが新設された02年には日本代表MF本田圭佑が入学。おとなしい石川県民と、本田のようにはっきりとモノを言う県外の選手の競争が激化し「うまく化学反応を起こした」ことが今につながった。

 「敗者は次に向かって、すぐチャレンジしないといけない」。雪辱を誓った名将は前を向いた。

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