「TOKYO MER」復活 ネット胸熱トレンド世界1位!新加入ポンコツ青戸・伊藤淳史“汚れ仕事”喝采

[ 2023年4月16日 22:19 ]

「TOKYO MER~隅田川ミッション~」。チームを去る青戸達也(伊藤淳史・左)と音羽尚(賀来賢人)(C)TBS
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 俳優の鈴木亮平(40)が主演を務め、新しい医療ドラマとして大ヒットした2021年7月期のTBS日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の新作スペシャルドラマ「TOKYO MER~隅田川ミッション~」が16日、放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 「僕のヤバイ妻」「グランメゾン東京」「マイファミリー」などの話題作を生み続ける黒岩勉氏がオリジナル脚本を手掛ける本格救命医療ドラマ。都知事の号令の下、新設された救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の奮闘を活写し、SNS上などで大反響。コロナ下の医療従事者に勇気を与えた。

 「MER」とは「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略称。チームは最新医療機器とオペ室を搭載した大型車両“動く手術室”「ERカー」を駆使。危険極まりない事故・災害・事件の現場に駆けつけ、救命活動にあたる。

 「待っているだけじゃ、助けられない命がある」――。アクション映画に勝るとも劣らないスピード感とスケール感、特撮ドラマのようなヒーロー感とチーム感が視聴者の心をわしづかみに。毎回、極限のオペが行われるスリリングな展開に加え、同局看板枠・日曜劇場初主演となった喜多見幸太役・鈴木の熱血ぶりや的確な処置、バディ音羽尚役・賀来賢人のツンデレぶりなども話題沸騰。最終回(21年9月12日)の平均世帯視聴率は19・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。番組最高を更新して有終の美を飾り、同年夏ドラマNo・1のヒット作となった。

 映画化は22年1月に発表され、今回は劇場版公開(今月28日)を記念したSPドラマ。黒岩氏、松木彩監督、主要キャストが続投した。劇場版に先立ち、完全撮り下ろしで約1年半ぶりの復活となった。

 「隅田川ミッション」は「TOKYO MER」の正式認可(連ドラ最終回)から半年後。全国の政令指定都市にMERを展開するため、チームを去る音羽尚(賀来賢人)の代わりとなるセカンドドクター候補として、音羽と同じ厚生労働省の医系技官・青戸達也(伊藤淳史)が派遣される。その矢先、隅田川を航行中だった屋形船と大型水上バスの衝突事故が発生。コントロールを失い、暴走する屋形船の中には、弦巻比奈(中条あやみ)が心臓手術を担当したばかりの幼い女の子の姿も。チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)率いるMERのメンバーたちは、決死の作戦に挑む…という展開。

 青戸を送り込んだのは「銭ゲバ」と揶揄される厚生労働大臣・蒲田三郎(鴻上尚史)。都知事直轄の「TOKYO MER」解体を企む。青戸は医療現場から離れて8年。厚生労働省医政局長・久我山秋晴(鶴見辰吾)は「ポンコツ」と評した。

 隊長・千住幹生(要潤)率いる東京消防庁・即応対処部隊が現れ、屋形船は橋桁への衝突を回避。オペに臨んだ青戸は手が震えてしまうが、右腕負傷中ながら比奈が合流し、患者を救った。

 爆発・沈没の危機が迫る屋形船には喜多見と千住が乗り込み、救助活動。医療資材を運ぶ比奈は、豊海大橋から屋形船にダイブした。

 比奈をバイクで送った青戸はERカーに戻り、次の手術に備え、オペ室の消毒を買って出る。「汚れる仕事はすべて私がやります。音羽先生はオペに備えて休んでいてください」――。

 喜多見たちは間一髪、心臓病の女の子とともに屋形船を脱出。ERカーに搬送し、オペも無事に成功した。

 音羽のタブレットには「蒲田厚労相が辞任 事実上の更迭か」「政治資金パーティーの収入を過少記載 政治資金規正法違反の疑いで捜査中」。「あなたにここまでの覚悟があるとは思っていませんでした。省内でも話題になっていましたよ。ポンコツが牙を隠していたって」。青戸は「あの銭ゲバ大臣、叩けばホコリだらけだった」と“告発・リーク”を示唆し、地元で研修医から出直すことに。比奈は迷っていたセカンドドクターに立候補した。

 1年半後。「YOKOHAMA MER」が発足、音羽が追求した新しいERカー「Y01」が完成した。

 放送終了後(午後10時25分)には「#TOKYOMER」がツイッターの世界トレンド1位。SNS上には「瞬きできない」「息ができん」「もう、これが劇場版じゃ。ドキドキするわ」「この緊迫感、チームワーク懐かしい」「ひな先生が喜多見先生助けるヒーローになる日が来るなんて胸熱!」「伊藤淳史、ポンコツではあるのかもしれないけど、自分の弱さを受け止めて自分に出来る事を率先してやって、他の人を素直に尊敬できて、銭ゲバ大臣を退任にまで追い込んで、めちゃくちゃ好き」「青戸先生、実際の汚れ掃除だけでなく、政治の汚れ仕事までして去ってった。かっこいい。人には人の役割あり」などの声が相次ぎ、反響を呼んだ。

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