「どうする家康」新章突入　番組CP語る今後　真田ら有力武将も！築山事件など歴史イベント「試練の連続」

大河ドラマ「どうする家康」第14話。徳川家康（松本潤・右端）（C）NHK
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　嵐の松本潤（39）が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」（日曜後8・00）は16日、第14話「金ヶ崎でどうする！」。統一地方選挙の開票速報に伴う休止（今月9日）を挟み、2週間ぶりの放送再開となる。制作統括の磯智明チーフ・プロデューサー（CP）が第2章以降の見どころを語った。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

　第12話（3月26日）、家康は“兄”今川氏真（溝端淳平）との闘いに決着。新章開幕となった第13話（4月2日）、初上洛を果たした。第14話は織田信長の退却戦「金ヶ崎の退き口」（元亀元年、1570年）が描かれる。

　磯CPは同局を通じ、コメント。「前回、徳川家康は将軍・足利義昭に謁見、室町幕府の末席に加わり、初めて日本や天下を意識しました」と振り返り、今後の展開について「三河を平定するのに精いっぱいだった家康が、今後は天下をめぐる大きな争いに巻き込まれていきます。金ヶ崎の戦い、姉川の合戦、そして三方ヶ原の戦いはこれまで大河で描いたことがない圧倒的なスケール感で、家康・信玄の直接対決を描きます。その後も大賀弥四郎事件、長篠設楽原の戦い、築山事件、武田討伐、本能寺の変、伊賀越えと歴史イベントが目白押し。戦国時代のど真ん中を家康とその家臣たちは駈け抜けていきます」とした。

　「これからの家康の『どうする』は、一つ一つの判断が国や家の運命を左右する、多くの生命に関わるとてもシビアなものになっていきます。まさに人間・家康の成長が試される、新たなフェーズに入ります」

　足利義昭役の古田新太、明智光秀役の酒向芳、浅井長政役の大貫勇輔らは「家康が今まで遭遇したことがない、個性あふれたタイプを意識して出演をお願いしました」。松平信康役の細田佳央太、井伊直政役の板垣李光人、武田四郎勝頼役の眞栄田郷敦、五徳役の乃木坂46久保史緒里、亀姫役の當真あみら「次世代を象徴する役柄を、今をときめく旬な皆さんに演じていただきます」。今後も「秀吉の家族や家臣たち、真田などの有力武将の登場が控えています」と新キャストも予告した。

　「『試練は乗り越える者にしか与えられない』という言葉のように、家康の人生は試練と決断の連続。ますますスケールアップしていく『どうする家康』に、どうぞご期待ください」とアピールしている。