高倉健さん養女・小田貴月さん「生島企画室」と業務提携「“命の見つめ方”が役に立てる場を」

[ 2023年4月16日 09:00 ]

生島企画室と業務提携することになった小田貴月さん(右)と生島ヒロシ

 映画俳優の高倉健さんと17年の時を共にした最愛のパートナーで、高倉プロモーション代表の小田貴月(おだ・たか)さんが「生島企画室」と業務提携することが16日、分かった。

 小田さんは健さんの最後の1年をつづった命の記録「高倉健、最後の季節(とき)。」を3月29日に文芸春秋から出版。担当医から「悪性リンパ腫」を告げられた後も仕事復帰に執念を燃やした闘病の日々が初めて克明に描かれ、既に重版がかかっている。

 「この本を書き上げたことで高倉からの宿題を終え、“これからも感性を磨いて後悔なく生きる覚悟を持て”という声が聞こえた気がします」

 前を向いて歩く決心をした小田さんは14日放送のNHK「アナザーストーリーズ~高倉健と幸福の黄色いハンカチ」に出演し、「(脚本に)1行でも自分の琴線に触れるものがあれば、それを手がかりに役を自分の中に取り組んでいく」という健さんの仕事の流儀を語った。

 そしてラジオの収録で親交が出来たパーソナリティー生島ヒロシ(72)が会長をつとめる「生島企画室」と業務提携し、文化人としての活動も始めることを決意した。

 同事務所は1989年4月1日に設立。テレビのコメンテーターとしても活躍中の直木賞作家・今村翔吾氏(38)や女優の浅野温子(63)、歌手で俳優の池畑慎之介(70)、元AKB48武藤十夢(28)、元TBSアナウンサー吉川美代子(68)らが所属し、最近では世界で活躍する俳優・平岳大(48)の日本の窓口にもなり、タレント総数は130人を超えている。

 小田さんは「私が経験した“命の見つめ方”などがお役に立てる場を探したい。人のぬくもりをお伝えできる声を生かすことや本を書くお仕事が続けられたらうれしいです」と抱負を語っている。19~21日の3日間はTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)に出演。生島を相手にスペシャルトークを披露する。

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2023年4月16日のニュース