大空幸星氏 宅配業者の再配達 プラットフォーマーに言及「何のコントロールもせずに注文受け付けている」

[ 2023年3月16日 10:27 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 24時間無料でチャット相談できるNPO法人を運営する大空幸星氏が16日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。来年4月にトラックドライバーの時間外労働の規制が厳しくなることを受け、国土交通省がドライバーの負担を減らすために宅配業者の再配達の削減を利用者に呼び掛けていることに言及した。

 物流業界では来年4月に改正労働基準法が施行され、トラックドライバーの拘束時間が現状の1日最大16時間以内から15時間以内に制限され、1カ月の労働時間は293時間以内から284時間以内に制限される。この改正を踏まえ、国交省は4月を「再配達削減PR月間」として通販事業者と連携し再配達削減に向けた取り組みを進める。

 番組では、宅配便の再配達率が約11・8%(昨年10月、国交省調べ)というデータなどを伝えた。大空氏は「Amazonみたいな大きなプラットホームがあって、そこが何のコントロールもせずにどんどん注文を受け付けて、どんどん配送していく。きょう届くとかあす届くとか、そういうことを当たり前にできてきたってことも背景に1つあるわけですよ」と指摘。

 そして、「もちろんわれわれ便利になったんだけれども、同時に非常に過酷な労働条件で働かされている人が、そういったことによって出てきてしまっているんだってことがもっと多くの人が知っておくべきだと思います」と言い、「同時に宅配ボックスみたいなのは一軒家でもつけることができるわけですよね。だから自分たちができることをやっていくということ、何でもかんでも便利なものを追求していくということがすべてじゃないんだって、そういうユーザー側の考え方も必要のような気もしますね」と自身の考えを述べた。

続きを表示

2023年3月16日のニュース