マイナンバーカード、求められる“成功事例” 星浩氏「ドイツでは申請3日で給付金が」

[ 2023年2月28日 19:08 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ジャーナリストの星浩氏が28日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)にコメンテーターとして生出演し、マイナンバーカードの駆け込み申請や特典について私見を語った。

 最大2万円分のポイントを受けるためのマイナンバーカード申請期限が28日までとされていたが、申込者の殺到を受け、総務省はオイライン申請に限り期限を3月1日までに延長すると発表した。

 マイナンバーカードの申請数は、ポイント給付を掲げた影響もあってか、9000万件まで増えた。星氏は「マイナンバーカードを作るとお得ですよというだけじゃなくて、便利ですよという形で使ってもらうというのが本当のところでしょうね」とチクリ。「河野(太郎デジタル)大臣も“ポイントは邪道だ”と一時、言っていたくらいですから、便利さをアピールしていく必要がある」と訴えた。

 今後はパスポートの申請や運転免許証、健康保険証が一体化される方向。ホラン千秋は「いろんな重要な情報が、一つのものに集中してしまう恐怖みたいなものもありますよね」と心配したが、星氏は「ガード(セキュリティー)をきちっとするということと、これだけ情報化社会になりましたから、将来的にはカードによって、いろんな利便性をみんなで享受するというのは避けられないと思う」と見解を口にした。

 マイナンバーカードの行く末を占うのに必要なものは、成功事例だという。「コロナの時に、ドイツでは申請したら3日で給付金が入ったとか、韓国では申請したら30分で入金されたとか、成功事例を作っていくと、やっぱり便利なんだなということ(事例)は必要だとは思います」と指摘した。

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2023年2月28日のニュース