立川志らく「殴る蹴るは指導者の能力不足」暴行で逮捕された市船橋高男子バレー部監督に言及

[ 2023年2月28日 11:24 ]

立川志らく
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 落語家・立川志らく(59)が28日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。部活の練習中に男子生徒の髪を引っ張り、顔にボールを投げつけるなどしたとして千葉県船橋市立船橋高男子バレーボール部の顧問教諭で監督の石井利広容疑者(60)が暴行容疑で逮捕された事件に言及した。

 逮捕容疑は昨年11月18日午後6時半ごろ、同校の体育館で、練習でミスをしたことに激怒し、部員1人の服を脱がせ上半身を裸にした上で頭をわしづかみにして引っ張り、顔にバレーボールを複数回投げつけるなどの暴行をした疑い。

 27日午後、同校の津田亘彦校長らが会見で経緯を説明。津田校長は「学校を代表しておわび申し上げます」と謝罪。これまでに生徒や保護者から、石井容疑者に暴力を振るわれたなどの報告や相談はなかったとした。事件当時、バレー部の他の顧問2人が体育館にいたとみられるが「そのような事実を明らかに認識したということはない」と話しているという。

 志らくは逮捕された石井容疑者について「指導じゃないですよね」とばっさり。「この番組で以前、取り上げた怒らないバレーボールあったじゃないですか。子供たちが盛り上がって楽しそうにやってた」とバレーボール元日本代表の益子直美さんが全国展開している「監督が怒ってはいけない大会」に言及した。

 その上で「怒るってのは人間の感情だからケースバイケースで指導で怒ることも必要だと思うけど、だけど、やっぱり殴る蹴るは指導者の能力不足。ちゃんと言葉で説明すれば相手も人間だから分かるはず。良い指導者は決して手をあげない」と指摘。「この高校を強くしていった実績がある。でも普通に考えたら、このご時世、こういうことをしたら捕まるんだと、犯罪なんだと先生は全員分かってるはず。それでもなおかつやってしまうってのはこの顧問の先生は普段、何を考えていたんだろう。“抑えがきかなかった”というのは理解できない」と厳しく批判した。

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2023年2月28日のニュース