ホークス創設85周年&TNC開局65周年ドラマ「1回表のウラ」主演の福山翔大が見どころと「愛」激白

[ 2023年2月28日 10:00 ]

撮影の舞台となったペイペイドームをバックにジャンプする主演の福山翔大
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 開局65周年のテレビ西日本は3月4日から毎週土曜日、4週に分けて連続ドラマ「1回表のウラ」を放送する。ホークス球団創設85周年とドーム開業30周年のソフトバンクと共同制作。元ホークス選手の主人公が球団職員として奮闘する物語だ。主演の福岡県出身、福山翔大(28)が見どころと熱いホークス愛を語った。

 心は自然と奮い立った。福山にとって地元かつ、愛するホークスに関する作品。ノンフィクションだけに「うれしい気持ちと、実際にいらっしゃる方の人生をちゃんと肯定できるように演じ抜きたい責任感も同時に感じました」と引き締まった表情で心境を語った。 プロを戦力外となった球団職員が、選手の失踪や、球場を盛り上げるオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」に起こる問題、花火のトラブルなどに立ち向かっていくストーリー。撮影を通じて「球団職員の方もプレーヤーなんですよね」と実感。「みなさんがいないと開幕戦もできないし、選手たちもプレーできない。支えあいでプロ野球はできている。舞台裏の部分をみなさんにお届けできたらと思う」と語った。

 福山は野球歴こそないが、ソフトバンク愛は本物だ。日本一に輝いた03年の王ダイエーの井口、松中、城島、バルデスの「100打点カルテット」の頃からの大ファン。30試合以上見に行ったシーズンもあるという。「一塁側や三塁側とか横から見る方が打球も見やすくて好き」とこだわりを明かすほどだ。

 思い入れのあるペイペイドームでも多くの撮影を行った。一般客は入れないドームの天井部分では共演のベテラン花火師役、お笑いタレントのカンニング竹山との場面を撮影。合間には「あの勝負覚えている?」などホークス談議に花を咲かせた。また、1000人近いエキストラが参加して作品を盛り上げた。

 ソフトバンクの藤本監督、柳田、今宮、牧原大もドラマに出演する。福岡市東区出身の福山は西戸崎の寮に住んでいた経験を持つ柳田と“東区トーク”。今宮には守備のことなどを質問攻めに。「今宮さんのお芝居が本当にすてきで。選手会長をされているからこそ、包容力というか、その姿勢が本当にお芝居に伝わってきて。楽しみにしていただけたら」と呼びかけた。

 今季のホークス戦をペイペイドームで観戦する際の見方が変わってくるドラマになるという。「注目すべきポイントが間違いなく増える作品。選手のプレーだけでなく、いろんなところにアイデアだったり、球団職員の方の思いが詰まっているんだなと。そういったことを感じていただけるドラマになっています」と語った。

 今年のソフトバンクについて福山は「優勝は間違いなくすると思っています」と3年ぶりのV奪回と日本一を期待している。

 野手陣はドラマで共演した柳田について本人から「例年になく調子がいい」という頼もしい言葉が聞けたという。「肌もピチピチでしたし、自主トレで仕上げてきたんだな」と感じた。日本ハムからFAで加入した近藤には「ホークスに移籍しても首位打者を取ってくれるような活躍をやっていただけると思います」と話した。

 投手陣には大リーグで19年にセーブ王を獲得したオスナがロッテから加入。先発陣は海外FA権を行使して千賀がメッツに移籍した一方でレンジャーズから有原が加入し、中継ぎの藤井が先発転向を目指すなど、ローテーション争いは熾烈(しれつ)だ。「みんなで補おうというか、総合力はむしろ増したんじゃないかと思っています」と語った。

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