笑福亭笑瓶さん葬儀 鶴瓶、愛弟子との別れ惜しむ「俺のとこによう弟子に来てくれたな」

[ 2023年2月28日 05:11 ]

<笑福亭笑瓶さん告別式>車に乗って引き揚げる笑福亭鶴瓶(撮影・篠原岳夫)
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 急性大動脈解離のため22日に66歳で亡くなったタレントの笑福亭笑瓶(しょうふくてい・しょうへい、本名渡士洋=とし・ひろし)さんの葬儀・告別式が27日、東京・築地本願寺で営まれた。親交のあったタレントや関係者ら200人が参列。師匠の笑福亭鶴瓶(71)は弔辞で「自信なかったけれど、お前のおかげで師匠になれた」と愛弟子との最後の別れを惜しんだ。

 【弔辞要旨】
 僕のとこに初めて来たのは1981年。師匠(6代目笑福亭松鶴さん)が「弟子が来たら取れ。上方落語はもっと人数を増やさなあかん」と言うので取った。「僕もまだ20代でよう取りません」と言ったんですけど。20代の師匠と弟子ですよ。親友みたいなヤツで、みんなに可愛がってもらった。大阪で人気者になって東京に来たら、いろんな人に助けてもらって、明石家さんまさんにもダウンタウンにもお世話になり、みんなに知られるようになった。ビックリするぐらいの早さで。だから愛されるって凄い。僕はほんまに何もしてないんですよ。

 孫弟子含めて14人の面倒を本当によく見てくれました。(亡くなった)22日にちょっとでも会いたいからと病院に行ったんです。もう息はなかったんですが…。僕の隣で妻が笑瓶の顔を触り、俺が手を握ってたんですよ。妻が「まだあったかいね」と言ったんです。その時に初めて、肉親になれたような気がしました。「自信なかったけど、こいつに師匠にしてもろうた。俺のとこによう弟子に来てくれたな」って。とにかく安らかに眠ってください。ありがとう。

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