谷原章介、岸田首相の発言は「男性、旦那さんも含めてだと思うのですが…」育休中のリスキリングに私見

谷原章介
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　俳優の谷原章介（50）が31日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。岸田文雄首相（65）が、賃金上昇やキャリアアップに向け、産休・育休中のリスキリング（学び直し）を支援すると発言したことについて私見を述べた。

　27日の参院本会議の岸田首相の発言には、ネット上で批判が大噴出。30日の衆院予算委員会で岸田首相は、自身の発言への批判に対し「決して育休、産後を甘く見るということではない」と強調。「ライフステージのあらゆる場面で、本人が希望した場合には、学び直しを後押しできる環境整備を強化していくことが大事だ」と述べ、本人が希望することが前提との考えを示した。

　このトピックスについて、谷原は「産休、育休は本来どういう時間なのかというと、産んだ身体を休める、もしくは子供を育てるために仕事を休んで子供に集中するという時間。その時間に大事なことというのは、育児、産後の体のケア」としたが「もしかしたら、“学び直しなどの自分のキャリアアップのために使うべきではないのか？”と言う人も。非常に個人の選択によると思います」と、一概には言えないと主張。その上で「リスキリングしたいという方が自分でやろうとするのはとてもいいことだと思うのですが…ただ岸田さんの答弁を見ていて思ったのは、別に母親という言葉を使っているわけではないんですよね。男性、旦那さんも含めてだと思うのですが、どうしても今、ワンオペで女性側に育児の負担がいっている中、じゃあリスキリングってどうあるべきなんだというのが、人材活用と、女性活用というのがごっちゃになっている感じがしますよね」と、母親に限らず男性を含めている意図が伝わらないとした。

　続けて「リスキリングというのは、人生において前向きに自分のキャリアにとってプラスになる方法として考えるべき」といい「出産・育児をして仕事が減る、もしくはキャリアが途絶えるからそれを補完するためにあるわけではないなと思う」と指摘した。