てぃ先生、岸田首相の発言に疑問 子育て巡る問題を羅列し苦言 「よく言ってくれた」「その通り」共感続々

[ 2023年1月31日 10:04 ]

てぃ先生公式インスタグラム(@tsenseidayo)から

 現役保育士ユーチューバーで育児アドバイザー、顧問保育士としても活動する、てぃ先生(35)が、31日までに自身のツイッターを更新。岸田文雄首相(65)が、賃金上昇やキャリアアップに向け、産休・育休中のリスキリング(学び直し)を支援すると発言したことについて私見を記した。

 27日の参院本会議の岸田首相の発言には、ネット上で批判が大噴出。てぃ先生は同日に「“育休中の人って時間も余裕もたくさんあるよね”っていう前提がもうおかしいってことを国会議員は誰もわかってないのかな。子どもと関わってこなかった人たちが政策決定していくから、子育てや保育に関することが全部後回しだし、場しのぎ的に済まされるんだとよくわかった」と苦言を呈していた。

 岸田首相は、自身の発言への批判に対し、30日の衆院予算委員会で「決して育休、産後を甘く見るということではない」と強調。「ライフステージのあらゆる場面で、本人が希望した場合には、学び直しを後押しできる環境整備を強化していくことが大事だ」と述べ、本人が希望することが前提との考えを示した。

 この釈明を受け、てぃ先生は30日の夜に再びツイッターを更新。「共働きで稼ぐ前提の子育て環境で、育休手当が十分でない、職場復帰や職探しをしたいのに子どもを預けられない、第二子の育休なのに第一子まで保育園を退園させられる、育休中の身体的・精神的な負担、こういう根本的な問題を解決せずに、その希望者とやらは増えるんですかね?」と、現代にはこびる子育てを巡る問題を羅列し、岸田首相の発言に疑問を投げかけた。

 この投稿には「その通りです。子どもを大学まで出したら幾らかかるか老後に必要な資金は幾らかを計算して家族計画してる。あらゆる職で働き続けながら育児も出来る環境整備が優先と思う」「おっしゃる通りです、このニュースを知って出来た心のモヤモヤを言語化して頂きありがとうございます」「産育休中の手当を100%支給してもらうとか生まれてすぐに保育園と入園のタイミングを選べるようにするとかそういうのをお願いしたいです」「お金のせいで子供を諦める人が減るよう国に頑張ってほしいです」「育休中に資格取ろう頑張ろうって人は育休とか関係なく既にやってると思う」「本当に切実な問題です。育休の為に上の子の保育園を退所しなくちゃいけない。仕事を探したくても、子供がいたら面接にも行けない。どうやって仕事を探したらいいの?って若夫婦の悲痛な声を届けてほしいです」と、さまざまなコメントが寄せられた。

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2023年1月31日のニュース