話題の男女逆転「大奥」、冨永愛が原作マンガの魅力を熱弁!「最初は違和感あったけど…」NHK特番決定

[ 2023年1月31日 12:00 ]

ドラマ10「大奥」で徳川吉宗を演じた冨永愛が、原作漫画の魅力を語る(C)NHK
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 ネット上でトレンド入りするなど、大きな反響を呼んでいる“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)。同ドラマの出演者が登場する特番「私の大奥語り」が、2月5日の午後5時30分から放送される。

 原作は、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載された漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去3度、映像化。今回は家光編から物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化される。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの森下佳子氏が手掛ける。

 現在第3話まで放送され、ネット上では毎回トレンド入りする大反響を呼んでいる同作。特番では、原作漫画ファンである徳川吉宗役の冨永愛、御三の間の一人・杉下を演じた風間俊介、脚本家の森下佳子氏、書評家・翻訳家の大森望氏が出演し、作品の魅力を独自の目線で紹介する。

 4人が共通して語るのは「“男女逆転”という奇抜にも見える世界なのに、リアリティがある」という点。冨永が「最初は違和感があったんですけど、すぐそれがしっくりくる。その時代の実際のできごとがきちんと盛り込まれていて、本当にこうだったんじゃないかなって思えてくる」と熱弁すると、風間も「フィクションでありファンタジーなんですけれど、自分たちが学んできた歴史よりもこちらのほうがいいんじゃないかって思わせる、そんな力があるんですよ」と力説。森下氏は「よしながさんの描くキャラクターはすごく緻密で血肉が通っている。いろんな人の多様な愛の形が描かれているのが魅力の一つ」と、脚本家の視点で登場人物への私見を語る。

 さらに書評家・翻訳家の大森望さんは「歴史を知っているかにも関わらず、普遍性があり、どこの国にも共通する問題を描いているので日本人しか楽しめないということは全くない。世界で受け入れられる作品」と、海外でも賞を受賞した、作品の普遍的な魅力を吐露。それぞれが好きな登場人物、印象に残るシーン何度を語りつくす。

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