住田裕子弁護士 国葬めぐる石破茂氏の疑問に賛同「法律を作ってもおかしくない話」

[ 2022年9月14日 18:34 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 元東京地検検事で弁護士の住田裕子氏が14日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、安倍晋三元首相の国葬をめぐる自民党の石破茂元幹事長の意見に賛同した。

 石破氏は9日、自身のブログで、「『誰を国葬とすべきか』の基準を定めることはまず不可能でしょう」と前置きしつつ、「決定に至るプロセスにおいて『主権者である国民の意思』が表明される、ということが重要です」と指摘。「国葬に関する議決は、可能な限り全会一致によるのが望ましいというべきでしょう」と、国葬を閣議で決定するなどのプロセスに疑問を呈した。

 住田氏は「まったく同じ考え」と、石破氏の意見に賛成の意を示した。「内閣府設置法で、行政権の一環として国の儀式をすることができる」と法律上は問題点がないとしつつも、「国葬となると、国内外に大きな意味があります」と指摘。「そういう意味では、国民の大多数が全会一致が望ましいという意味では、国会の議決、決議を経ることが必要だと思います」と主張した。

 また「今後、与野党、協議会を持って、国葬について今後どういう基準でどういうやり方をするか、場合によっては国旗、国歌と同じような法律を作ってもおかしくないくらいの話だと思います」と、今後の法整備の必要性も訴えていた。

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2022年9月14日のニュース