日本ウイルス学会理事 新ワクチン接種間隔5カ月に「行政の都合で医学的根拠なし。短縮してもいい」

[ 2022年9月14日 13:58 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 長崎大大学院教授で日本ウイルス学会理事の森内浩幸氏が14日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。厚生労働省のワクチン分科会が新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンを予防接種法の「特例臨時接種」に位置付け、無料で接種することを了承したことに言及した。

 今月20日に4回目接種の対象となっている60歳以上や医療従事者から接種を始め、10月半ばごろには、2回以上接種した12歳以上の全ての人に対象を広げる。接種間隔は当面、前回の接種から少なくとも5カ月空けるよう求める。厚労省によると、新ワクチンはオミクロン株に対し従来品を上回る重症化予防効果があるとされ、短期間の可能性があるが発症予防効果や感染予防効果も期待できる。今後出現する変異株に対しても有効である可能性が高いとしている。

 森内氏は、新ワクチンの接種間隔について「接種間隔5カ月に医学的根拠はないので短縮してもいいのでは」とし、「こればっかりは行政の都合で決まった数字であって、今のワクチン、それからBA・1対応のワクチンも含めて(効果の)長持ちはあまり期待することはできないので、リスクの高い人は2、3カ月でぜひ打ってほしいなと思います」と自身の考えを述べた。

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