「イチケイのカラス」に向井理&斎藤工 月9ヒットドラマ劇場版に豪華キャスト

[ 2022年9月14日 05:00 ]

弁護士役で黒木華(左)とタッグを組む斎藤工
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 俳優の向井理(40)と斎藤工(41)が、フジテレビの月9ドラマを映画化する「イチケイのカラス」(監督田中亮、来年1月13日公開)に出演する。向井は史上最年少の防衛相役で、主演の竹野内豊(51)と対峙(たいじ)。斎藤は人権派の弁護士役で、黒木華(32)とバディを組む。

 ドラマは2021年4~6月に放送。民放連続ドラマで初めて裁判官を主人公とした斬新な切り口が話題を呼び、平均12・6%と令和の月9として最高の世帯視聴率を記録した。

 映画はその2年後を舞台にしたオリジナルストーリー。瀬戸内海をのぞむ岡山県の町に異動になった入間(竹野内)は、近海で起きたイージス艦と貨物船の衝突事故を担当。しかし、防衛相の鵜城(向井)が国家機密を盾に立ちはだかり職権発動を封じられ窮地に追い込まれる。向井は撮影を終え「法廷で生まれるドラマとしての面白さだけではなく、いろいろな人間関係や張り巡らされた伏線が回収されていく爽快感がたくさんある」と手応えをつかんだ様子だ。

 一方、坂間(黒木)は、くしくも裁判官の他職種制度で弁護士として隣町に赴任。地元企業に浮上した疑惑を調べていたところ、同様の疑念を抱いていた弁護士の月本(斎藤)と共闘する。斎藤も「法律で介入できないグレーな部分にメスを入れながらも、ドラマの持つ軽やかさが織り成す新たなリーガル作品になるのではないか」と期待している。

 2つの事案が後に絡み合い、導き出される真実とは。向井と斎藤、同学年の2人が異色の法廷劇にどのような彩りを加えるか、期待が高まる。

 ◇ドラマ「イチケイのカラス」 「モーニング」(講談社)で連載された浅見理都さんの同名漫画が原作。東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の自由奔放で型破りな入間みちお、東大卒の堅物エリートの坂間千鶴ら裁判官が、あらゆる視点から数々の難事件の真相を解明。入間の、裁判所主導で検証を行う「職権を発動します」が決めゼリフ。

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2022年9月14日のニュース