すとぷり・ジェル、涙の無期限活動休止へ「人生で一番悩んで、考えて、葛藤した上で決めました」

[ 2022年8月12日 19:35 ]

5月の東京ドーム公演で歌う「すとぷり」
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 若い女性や少年少女たちの間で圧倒的な支持を集めるエンターテインメントユニット「すとぷり」のメンバー・ジェル(26)が8月に行われるベルーナドームでのコンサートを最後に無期限活動休止することを12日、公式YouTubeで発表した。

 「ジェルくんから今後の活動について大事なお知らせがあります。【すとぷり】」と題してYouTubeが更新され、冒頭に「ちょっと急で、ビックリすると思うんだけど、今日はみんなに大事な話があります」と切り出し、「今回、私ジェルは8月ベルーナドームを最後に無期限の活動休止をすることになりました」と発表した。

 その後、ジェルは自身の幼少期から学生時代、「すとぷり」での活動を振り返りつつ「気持ち的にも体的にもしんどかった部分もあったな。でも、その分、みんなの好きの気持ちをたくさん感じることができた」と語った。

 「みんな本当にありがとう」と感謝しつつ「でも、ここまで、へらへらと全部うまく成功してきたってわけじゃなかった。西武ドームで悔しい思いをしたり、いろんなことをめちゃくちゃ悪く言われたり。たくさん準備してきたのに、コロナでいろんなことが奪われてしまったり。楽しいことだけじゃ決してなかった。辛いこともたくさんあった」と振り返り「自分が気持ち的にしんどかった時期に、抱えていたものは完治していなくて。実はずっと病院には通院してたんだ」と明かした。

 また「昔、凄くプレッシャーを感じてた時に抱えてた問題は、実は今もなくなってなくて。動画や生放送でみんなの反応を考えすぎて“今日の俺ダメだったな”って落ち込んで、ご飯が食べれなかったり。活動を頑張った後、気力が無くなって、ベッドから動けなくなったり。休みなのにずっと気持ちが落ち着かなくて眠れなかったり。ライブ前とか大事な生放送の前とか、緊張で吐いてしまったりしていて」と告白した。

 さらに、ネット上に根も葉もないウワサや誹謗中傷があったことが、より精神的に辛い状況へと追いやったという。それでも、生放送やライブなどで明るく元気に振舞っていたジェルは「今まで、そんな姿をみんなに見せていなかったのは、見せてみんなは楽しい思いをしないことがわかっていた。見せてみんなが不安になるし、心配してくれるのがわかってたから」と、ファンを心配させまいとしていた。

 「自分が言えなかった自分のありのままの気持ち、ありのままの体の声を伝えようと思って、メンバーにも家族にも相談して、この夏、ドームツアー最後のベルーナドームで活動を一区切りにしようと決めました。自分のためではあるけど、ここで一区切りにしたいと思えたのは、いつも応援してくれるリスナーさんが、そしてメンバーが、仲間が、ありのままの自分でいいって思わせてくれたから。笑顔を届ける人間が、元気で笑顔じゃなきゃ意味がないなと思っている。自分にとってこれが一番の選択だと思っています」と涙ながらに伝えた。

 「本当にみんなには申し訳ない気持ちもたくさんあるけど、すっごく悩んで悩んで、人生で一番悩んで、考えて、葛藤した上で決めました。みんな本当にごめんね」と謝罪しつつ「ドームツアーラストのベルーナドームまで悔いのないように駆け抜けたいと思ってます。最後まで最強のエンターテイナーのジェルとして、みんなに笑顔を届けたい」と誓った。

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