Ado 2万人魅了、初開催の25倍 夢の「さいアリ」で2度目ライブ「この光景見られ幸せ」24曲熱唱

[ 2022年8月12日 05:30 ]

ボックスの中で手を上げて歌うAdo
Photo By 提供写真

 「歌い手」として活動しているAdo(19)が11日、自身2度目のライブをさいたまスーパーアリーナで行った。観客数は2万人で、800人だった初開催時の25倍。ミュージカル女優のような感情表現豊かなパフォーマンスで大観衆を魅了した。

 2020年10月のメジャーデビュー曲「うっせぇわ」の大ヒットに続く「踊」「ギラギラ」のヒットで、昨年最もブレークしたと言われる新星。一方で、テレビ番組で歌ったことはなく、ベールに包まれた活動スタイルで知られる。この日、2度目の公演にして大規模なアリーナ会場を超満員にしてみせた。

 「この光景を見られて幸せ。ここに立っているなんてうそみたい。もしこれが夢ならずっと覚めないでほしい」

 同じ「歌い手」と言われるアーティストのライブを見て以来、夢見てきたさいたまスーパーアリーナでの公演。まばゆいほどの映像が映し出されるスクリーンをバックに、時に長い髪の毛を振り乱し、バレエダンサーのように舞い、仰向けに倒れ込んで歌う場面も。「どうか私を目に焼きつけてください」と呼びかけ、独特の低音ボイスと抑揚をつけた歌い方で「新時代」など最新アルバム「ウタの歌」の収録曲や「うっせぇわ」など全24曲を披露した。

 4月4日に東京・台場のZepp DiverCityで開催した初ライブでは、800枚のチケットを巡って100倍以上の争奪戦に。2万枚のチケットが売り出された今公演もチケットは即完売した。

 デビュー2年足らずで夢をかなえたが「凄くうれしいのに正直怖い。どんな未来がこの先に待っているのか、この先をどう描いていこうか不安です。でもきっと大丈夫。また皆さんと一緒にかなえていきたいです」と声を震わせた。この日、大手音楽サービス「アップルミュージック」のグローバルランキングで「新時代」が世界1位を記録。勢いを増すばかりのAdoの今後から目が離せない。

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2022年8月12日のニュース