中村獅童 爆買い中に思い出す亡き母「名物おっかさんと言われてたんです」

[ 2022年8月12日 20:32 ]

中村獅童
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 歌舞伎俳優・中村獅童(49)が、12日放送のフジテレビ「爆買い☆スター恩返し3時間SP」(後7・00)にVTR出演し、無名時代を支えた地元の人たちに爆買いで恩返しした。

 故郷やゆかりの地で、恩返しのため自腹で爆買いする人気番組。獅童は生まれ育った東京・杉並区の方南町で、予算70万円でスタートした。

 偶然、顔を合わせたママ友をラーメン店へ誘ったり、青果店では妻・沙織さんも登場して爆買いに参加。商店街活性化のため奮闘する若者たちをゾンビ役に、長男の小川陽喜くんと対決させるなど、家族サービスも兼ねた地元への恩返しを続けた。

 偶然会った地元の知り合いには、精肉店でステーキ用の高級牛肉をプレゼントした。そんな中、獅童は無名時代を支えてくれた地元の人々や母への思いを語った。「全然、芽が出なかったの。テレビとか映画とか出させていただく(前の)無名時代から、うちのおふくろが“まずは地元から盛り上げていこう”ってことで、無名の中村獅童を一生懸命みなさん応援してくだすったのよ」。父で初代中村獅童の故・小川三喜雄さんが若くして廃業しながら、歌舞伎俳優になる決意をした獅童。そんな獅童のために、母・陽子さんは方南町で奮闘したという。そのおかげもあって、獅童の舞台のチケットを地元の人たちが買い支えてくれるようになったという。「とにかく切符を売らないと、売れないから。(舞台の客席が)ガラガラだし。地元の方たちにみんな頭下げて。うちのお袋が当時ね」と振り返った。

 陽子さんは13年に死去。獅童が爆買い中に訪れた街の時計店では、陽子さんが生前に店に預けていたという真珠のアクセサリーを受け取った。「おもしろい人だったでしょう?うちのおふくろは息子の僕もびっくりするくらい、名物おっかさんと言われてたんです」と、昔話に花を咲かせていた。

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2022年8月12日のニュース