ひろゆき氏、旧統一教会の現役信者と直接対談「僕はどうしたらいいですか?」への答えは

[ 2022年8月12日 22:49 ]

「ひろゆき」こと、西村博之氏
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 実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏(45)が12日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)特別編」にリモート出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の現役信者と直接対談し、自身の思いを伝える場面があった。

 番組では、2人の現役2世信者がゲスト出演。共に20代の男性で、顔は伏せられた状態で収録は進んだ。タカハシと名乗る男性は、両親が億単位の献金で破産したことがあるというが「高額献金は20~30年前の話で、僕たちは何も知らなくて、そういうことがあったんだなと認識していて。両親も献金する額は少なくなってきて、大きな額ではないです」という。また教団を恨む気持ちは「ないです。ただ(献金するのは)もったいないとは思った」といい、自身は収入の10%を献金する通称「有料会員」ではなく「無料会員」で、教団との距離は「だいぶ離れている」と語っていた。

 途中、その男性から「僕は、良くも悪くも2世で生まれたのはアイデンティティだと思っていて。協会が完全に無くなるのは寂しい思いがあって。僕はどうしたらいいですかね?」という質問が。これに、ひろゆき氏は「被害者が出ないような、普通の宗教団体にすればいいだけだと思うんですよね。今でも被害者は出ているのに“そんなことありません、組織的ではありません”って、偉い人が突っぱねてるじゃないですか。でも、被害者が出ている実態はあるので“組織として被害者は出さないようにする”って言えば、なんの問題もなく続くと思っていて。偉い人たちが改善していこうとしないのが不思議なんですよね」と答えた。

 これに、その男性が「改善していたと思うんですけど、たまたま昔のことを取り上げられちゃったのかなって」と返すと、ひろゆき氏は「でも、連絡協議会とかに今でも被害相談が来ていて。タカハシさんが言うように、自分が信じてるし、周りも良い人だから、この考え方を残していきたいっていうのは、全然ありだと思ってるんですよ。問題は、やたら高額な献金をさせる“悪いヤツら”が組織の中にいることだと思うんですね。その人たちを排除して、組織を健全化していくのが、今後長らく続けていくために必要だと思うんですよ」と、持論を展開した。

 「ただ、タカハシさんみたいな無料会員が増えたら、普通の宗教団体になると思うんですよね。“お金出すのはおかしいでしょ”って感覚の人が増えたら、じゃあ出さなくていいじゃんって。同調圧力を感じない無料会員が増えることが、実は健全化に繋がるのかな」と、自身の見解を語っていた。

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2022年8月12日のニュース