「BOYS BE…」漫画家 出版バブル時代の驚がく収入「通帳を見るのがうれしかった」

[ 2022年8月12日 12:19 ]

 人気ラブコメ漫画「BOYS BE…」で知られる漫画家の玉越博幸氏(51)が、11日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(木曜深夜0・00)に出演し、出版バブル時代の収入について激白した。

 91年に週刊少年マガジンで連載を開始した同作で、玉越氏は作画を担当した。男子校出身で、女きょうだいもいないという玉越氏が、年ごろの男子の妄想を画に込めた同作は大ヒットし、「童貞のバイブル」の異名をとった。

 連載していたのは、ちょうど出版バブルの後期。玉越氏は「漫画(の単行本)を出すと、10万部くらい売れるのが当たり前なんですよ。10万より下がると、8万部くらいだと“売れてないね”という時代」と、当時の時代背景を説明した。さらに、「10万部売れると、印税が10%で、当時400円の単行本として400万円なんです。20万部で800万円。1冊でそれくらいもらえる。だから本当にすごかったですね」と振り返った。

 同作は累計2500万部超。玉越氏は「編集の方によく言われるのが、『BOYS BE…』だけで6億稼いでるでしょう?って」と明かした。印税10億円を原作担当と分けて5億円ずつ、さらにアニメ、テレビドラマなどメディアミックス展開でさらに収入が増え、6億円を超えたという計算になる。「通帳を見るのがうれしかった」と笑顔で話す玉越氏だったが、「ただ忙しすぎてお金を使う暇がない」とも明かしていた。

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2022年8月12日のニュース