桑野信義 がん患い「乱れた」生活が劇的変化、お酒ほとんど飲まず「早起きしてスムージー作ってる」

[ 2022年8月9日 21:10 ]

桑野信義
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 昨年2月に大腸がんの手術を受けた「ラッツ&スター」の桑野信義(65)が9日放送のNHK Eテレ「ハートネットTV 私のリハビリ・介護」(後8・00)に出演。病気を経て日常生活が劇的に変わったことを明かした。

 ステージ3bのがんと診断され、15時間にも及ぶ手術を受けた桑野。がんを宣告されるまでの生活ぶりは「乱れていた」という。仕事が終わると「飲み会」。帰宅しコンビニ弁当2つを食べ就寝するも2時間で目が覚め、カップ麺を食べてから再び就寝。起床すると朝食に加えてアイス、昼食は好物の揚げ物…。朝食の際にアイスを食べていた理由を「大体毎日が二日酔いだったんです、胸焼けするなっていう感じでいつもアイスを食べていた。スッキリするために」と説明した。お酒に関しても「毎日飲んで、結果的に酒にも飲まれちゃう。東京ドーム2杯分くらい飲んだんじゃないですか」と苦笑した。

 術後、抗がん剤治療を行うも、吐き気や下痢など重い副作用に悩まされ中止。そこで、不健康な生活を改善することにした。免疫に効果があるとされる黒酢や黒ニンニクを食べ、自宅では大葉やパセリなどの野菜を栽培、それを利用したスムージーを飲むことが日課だ。「抗がん剤を辞めてしまったので、そのために生活を変えて」と桑野。起床後はストレッチ、ウオーキングし、朝風呂に入る。お酒はほとんど飲まず、夕食もカロリー控えめで野菜中心、十分な睡眠を心がけている。 抗がん剤については、医師から「続けたからといって再発しないとは約束できない。やめたからといって、再発とも言えない。ご自分でお決めください」と言われたことを明かし、「本当に言うと怖いですよ、再発したらほらみろってことになりますからね」と、本音ものぞかせた。

 現在の健康状態は「元気です」。モットーは「笑顔を忘れず前向きに」と打ち明けた。「同じことでも楽しみながらやること。それが大切なんじゃないかな。僕、早起きして、スムージー作ってんですよ」と、自身でも信じられない様子で、「楽しいなって言って飲む、だから毎日続けられていると思う」と笑顔を浮かべた。桑野は「せっかく大切な命をもらったのでこれからは大切に過ごさないといけない」と力を込め、「今は頑張らない、頑張ろうとしない生き方をしています。ただし絶対にあきらめない」と話していた。

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2022年8月9日のニュース