佐野史郎 闘病中も役者魂は健在 役作りで医師ら観察「ものすごく充実していた」

[ 2022年5月2日 13:14 ]

佐野史郎
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 俳優の佐野史郎(67)が、2日放送の「ポップUP!」(月~金曜前11・45)にVTR出演。役者としては「すごく充実していた」と話す、「多発性骨髄腫」での闘病生活を振り返った。

 佐野は昨年4月、39度の発熱で病院を受診し、「多発性骨髄腫」と診断。12月10日には所属事務所の公式サイトで、病名を公表し、抗がん剤と、自身の血液から採取した幹細胞を骨髄に戻す「造血幹細胞移植」による治療を行うため、11月末から入院していることを明かしていた。

 闘病生活は、生きる気力を奪うほどの激しい痛みで、ギリギリの精神状態だったという。しかし、その中でも役者魂は健在だったようで、佐野は「こんな機会がなければ、こんな大病院の医療ものがどうなっているとか、薬がどうしているとか、こんなことは病気にならないと絶対に取材できないだろうなと思って、さがだよね」と振り返った。

 「1人1人の看護師さんや、先生やリハビリの先生とか、あとは緩和ケアの心理士さんとかもいるんだけど、1人1人の人物観察もやり、取材もし…。自分なりのそれぞれに対するダメ出しもあったりとか、相当取材をしましたよね」と回想。「変な言い方だけど、ものすごく充実していたんです。(役に)救われるっていうことですよ」と嬉しそうに語った。次に医療ドラマに出る際の役作りとして、医師らを観察し、プラス思考で生きる気力を取り戻していったという。

 昨年12月には自身のインスタグラムで退院を報告。今年4月17日には自身のツイッターで「#くるりのPV"loveless"で現場復帰しておりますが、新しいドラマや映画は、これから少しづつ・・・」と仕事復帰したことを明かしている。

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2022年5月2日のニュース