天王寺動物園のキリンの赤ちゃん死ぬ　6日前に誕生、名前が決まる前に…

2日に死んだキリンの赤ちゃん（左は母のハルカス）（天王寺動物園提供）
Photo By 提供写真

　天王寺動物園(大阪市天王寺区)は2日、4月26日に生まれたキリンの赤ちゃん（雄）が死んだと発表した。

　同園で飼育されている父・幸弥、母・ハルカスとの間に誕生した赤ちゃんキリンは、母親からの授乳が十分ではないと判断されたため、生後翌日の4月27日から飼育スタッフによる人工哺乳を併用。この日早朝の授乳も無事に済ませていたが、午前10時50分頃、寝室で横たわっている状態で発見され、獣医師による処置が行われたものの、11時2分に亡くなったという。同園によると死因は現在調査中で、名前が決定する前だった。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、献花台は設置しない。

　幸弥とハルカスのペアでの繁殖は今回が3回目。18年5月と20年4月にも赤ちゃんが誕生したが、ともに生後間もなく死んでいる。